iPhone 4の「アンテナ問題」に続き、アップルはiPhone 5の「電源ボタン問題」に直面している。一部のユーザーの、iPhone 5の使用に影響が生じている。アップルは先週末、一部のiPhone 5の電源ボタンに不具合が存在することを認め、無償交換を行うことを発表した(中国のユーザーも対象)。しかしアップルは、不具合が存在するiPhone 5の数については言及しなかった。ユーザーはアップルの商品サポートサイトでシリアルナンバーを入力すると、無償交換の対象機器であるかを調べることができる。iPhoneの設計上の不具合はこれが初めてではなく、iPhone 4は側面のアンテナ部分の設計の不具合による、「アンテナ問題」を起こしていた。広州日報が伝えた。
アップル製品を使う李さんは記者に対して、「私のiPhone 5は年初に、電源ボタンが急に使えなくなり、電源ボタンを押しても反応しないことがあった。自分の不適切な使用による人為的な故障かと思っていた。私のiPhone 5は正規ルートで国内に流通している製品だった。仕事で必要なため24時間つけっぱなしにしていたので、わざわざ電源を切ることはなかった。電源ボタンはスリープを解除するためだけに使っていたが、それでも反応しないことがあった。毎日の使用に影響が生じているので、月曜日にメンテナンスを頼みに行こうと思っていたが、アップルが自ら電源ボタンに問題があることを認めるとは思わなかった」と語った。iPhone 5は、2012年9月に正式発売された。アップルが発表した第2四半期の業績報告書によると、同社は第2四半期にiPhoneを4370万台販売し、前年同期の3740万台から17%増となった。
アップルは、「一部のiPhone 5の電源ボタンが機能しなくなる、あるいは電源ボタンが断続的にしか機能しないという現象が生じる可能性がある。2013年3月から生産されているiPhone 5は、この問題による影響を受ける可能性がある。当社はこの不具合が存在する、条件に合ったシリアルナンバーを持つiPhone 5の電源ボタンを無償交換する」と発表した。
◆無償交換、1−2週間で対応
ユーザーはアップルの公式サイトでiPhone 5のシリアルナンバーを入力すれば、無償交換の対象機器であるかを調べられる。しかし最終的に無償交換されるかは、アップルのリペアセンターの検査次第だ。
アップルは、「2014年5月2日より、条件を満たすユーザーはリペアセンターに郵送するか、自ら来店することができる。リペアセンターがユーザーのiPhone 5を受け取ってから返却するまで、交換には約1−2週間が必要だ」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月29日