張さん夫婦のウェディングフォト
重慶のある写真館で10日、張年忠さん(77)と黄祚荷(72)さんが、52年遅れの「ウェディングフォト」を撮影した。重慶商報が報じた。
2人にフォト撮影を勧めた孫娘の張臻さんは取材に対して、「高齢になり、祖父の体も年々弱り、脳動脈硬化症も患っているため、よく入院する。病気のせいで記憶力も低下している。私達と一緒にいられる時間も少しずつ減り、いつこの世を去るかも分からない。もちろん来てほしくないけど、その日は必ず来る。私の物心が付いてから、祖父と祖母が喧嘩をしている姿をほとんど見たことがない。平凡な日々だが、2人はとても仲がいい。そんな2人の愛を記録したいと思い、3000元(約5万2500円)を出し、ウェディングフォトを作成することにした」と語った。
同写真館のスタッフ・佳佳さんによると、張さん夫妻は、ウェディングフォト以外に、普段着の写真も撮影。たまに口論になりながらも、笑顔にあふれた撮影となり、とても感動的だったという。