中国証券監督管理委員会(証監会)がこのほど山東省青島市で開催された金融報告会で行った報告によると、中国の商品先物取引量が5年連続で世界一になったという。新華社が伝えた。
証監会の姜洋副会長が報告の中で述べたところによると、中国の先物取引量はここ数年急速に増加し、一日あたり1兆元(約17兆7000億円)近い取引が行われ、世界の先物取引量全体の約20%を占めている。先物取引市場は中国の市場経済の発展に重要な貢献をしている。
また姜副会長によると、中国は世界2位の経済国であり、欧州、米国、英国、日本などの先進国・地域がたどった工業化の加速的発展プロセスのただ中にあるため、原材料に対する需要が非常に多く、このことが先物取引市場が急速に発展する原因となっている。また今後しばらくの間は、需要は一定の上昇を遂げる可能性があるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月24日