△「国産品」が「グローバル商品」に
「国産品」を国の贈答品とすることは、過去の外国活動で頻繁に行われてきた。中国が世界に贈ってきた多くの「国産品」が、世界各国に届けられた。
先に言及したスマホのほか、キャメロン英首相が昨年訪中した際、李総理が首相に贈ったプレゼントの中には、高速鉄道の模型もあった。ここには、中国の高速鉄道を世界に向けてアピールする意図がある。李総理はこの2年間、外国を訪れるたびに、中国の高速鉄道を各国に紹介、PRしてきた。
彭麗媛夫人が夫の習主席と共に昨年3月タンザニアを訪れた際、同国の「女性発展基金会」に、「阮仕真珠」と上海の老舗ブランド「百雀鈴」のスキンケアセットを贈呈した。その後しばらく、これらの老舗「国産品」は、改めて人々の注目の的となった。
「中国の指導者が『国産品』を海外の指導者に贈呈することで、中国のイメージが示される以外に、大きなPR効果が生まれる」とアナリストは指摘する。数千年の歴史を誇る磁器、象牙細工、シルクなど伝統的な贈答品と異なるのは、これらの「国産品」の多くが、海外市場を積極的に開拓している点で、国家指導者が国の贈答品として贈ることが、それらの物品にとって最高のPRになることは間違いない。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年9月22日