中国人観光客の海外ショッピング税還付額は、昨年第4四半期に13.5%増となった。人民網が伝えた。
世界最大のショッピング税還付サービス会社のグローバルブルーはこのほど、世界の観光客のショッピング税還付に関するデータを発表した。
中国人観光客の海外ショッピング税還付額は、2013年第4四半期に13.5%増となった。中国人観光客の平均消費額は804ユーロ(約11万円)で、世界一を維持した。
グローバルブルー統計の、税還付額に基づく5大観光目的地は、フランス、イタリア、英国、ドイツ、シンガポールとなった。例年同期と比べると、2013年第4四半期の5カ国の増加率は低下した。
グローバルブルーは、ユーロ高がその主因と分析した。
中国の新旅行法の施行により、旅行会社が観光客を強制的に特定の目的地に連れて行きショッピングさせることによる、割安のツアーがなくなった。
韓国の2013年第3四半期の税還付額は、前年同期比28%増となった。2013年1-8月に韓国を訪れた中国人観光客数は、前年同期比57.3%増となった。
グローバルブルーの職員は、「中国人観光客の急増の主因は為替変動だ」と指摘した。
◆高級品の消費が減少
中国人の2014年春節(旧正月の七連休)の海外高級品消費額は69億ドルで、前年の85億ドルから18.8%減となった。
記者が12日、世界高級品協会と中国国際貿易促進委員会に問い合わせたところ、昨年は高級腕時計・高級酒の国内外での消費額が激減し、それぞれ52.0%・65.6%減となった。