赤い幌のついた電動三輪車6台が29日、600年の歴史を持つ南京・明城壁の中華門で試運営を行い、ルートや停留所、価格を発表した。今年4月、「市民の観光の便宜のため、同市で最も有名な国家級文化財の明城壁の上で三輪車の試運営を行なう」という情報が伝えられて以来、各方面からは車両が城壁を損なうのではないかという懸念の声が上がった。南京・明城壁は1366年から1386年に建設された総延長35キロの世界一の大規模な城壁だ。600年以上の歳月を経て、1993年から現在まで明城壁は少なくとも35回の大規模修繕が行なわれた。現在でも総延長25キロが保存され、世界一の規模で、南京で最も影響力と価値を具える文化遺産だ。中国新聞網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年7月30日