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<動画>スペイン王族の末裔が上海の貴重な歴史写真を寄贈

人民網日本語版 2014年06月10日15:40
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 スペインから来たカルロス・モリ(音訳)氏は9日午後、上海市公文書館に先祖が収蔵した上海に関する古い写真1千枚以上を寄贈した。「カルロス・モリ所蔵の上海の古い写真」展も同市公文書館外灘館で開催される。

 同展で展示される写真は上海に住むスペイン人画家、カルロス・モリ氏だ。モリ氏は欧州の王族の末裔で、母方の祖母・マリアさんは有名なハプスブルグ家出身だ。1938年にマリアさんの姉の夫はイタリアの外交官の身分で中国を訪れた。上海滞在の期間中、彼は写真を撮影し、また他の外国人住民や上海駐留の米国軍兵士から清末期から抗日戦争(日中戦争)時期の上海の古い写真を数多く集めた。これらの写真は独特の視点で、1940年代前の上海の実際の姿、特に上海の町の様子や抗日戦争時期の風景を捉えている。

 今回の「カルロス・モリ所蔵の上海の古い写真」展の中には、当時の上海の珍しい立体写真2枚がある。1920年代の蘇州河と、同時期の福州路のものだ。これらの写真は米国の有名な立体写真製作会社のKEYSTONE社が製作したもので、同社は1892年に米国・ペンシルバニア州で設立された。立体写真は100年以上前に誕生したもので、多くは2枚の写真を並べたものだ。見る人は肉眼では2枚の違いを判別できないが、実際には位置が若干ずれており、専用の機械を使ってみると生き生きとした立体的な画像に見える。(編集YH)

 「人民網日本語版」2014年6月10日

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