中国航天科工集団第二研究院第二総体設計部の研究員である楊宇光氏は、このほどパリで開かれた国際宇宙航行連盟(IAF)の春季大会において、IAF宇宙輸送委員会の委員に選出され、同委員会で唯一の中国人委員となった。科技日報が伝えた。
同委員会の全メンバーは、楊氏の専門技術の能力を評価したほか、楊氏が国際宇宙技術協力を促し、人々の宇宙技術・知識に対する理解を促進したことを賞賛し、正式な委員になることに同意した。
楊氏は宇宙ステーション実験機「天宮1号」、有人宇宙船「神舟」など、重大有人宇宙任務の打ち上げ現場を生中継し、国内外の視聴者に権威ある解説を提供した。楊氏は昨年開かれたIAF総会において、神舟のブラックアウトゾーン通過の誘導に成功したレーダー「改修号」、天宮1号と神舟8・9・10号のドッキングを誘導したマイクロ波レーダーなどの製品を流暢な英語で詳細に説明し、中国宇宙事業の世界における知名度と名声を高めた。これは今後、国際宇宙技術提携に参与する中国にとって、重要な意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月3日