杜氏は、「饅頭がどれも円い形であるように、ヘリの形に似通った部分があるのは否めない。中国の新型ヘリの外観はブラックホークと似ている点があり、一部を参考にしている可能性があるが、機内の動力などのシステムには大きな違いがある。ただ、性能はブラックホークに近いはずだ。5枚のブレードを採用したことで、吊り下げ能力と積載量が強化される。外部に3-4トンの物資を吊り下げ、内部に1.5トンの物資を積載することは、問題ないはずだ」と説明した。
杜氏は、「10トンという重量は大きくも小さくもなく、将来は山向け、海向けなどの目的別にシリーズ化できる。山とはつまり高原型のことで、一般的なヘリでは飛行できないため、強い動力と機動性の高い外形が必要だ。標高3000メートル以上で自由に兵力と武器を配備するためには、これが必須条件となる」と述べた。
杜氏は海向けについて、「海軍は今後、新型10トン級多用途ヘリを駆逐艦・護衛艦・空母(遼寧艦)の艦載機にすることができる。駆逐艦・護衛艦では巡視・対潜・対艦・救援に使用できる。空母の遼寧艦では、警戒・偵察・補給に使用できる。将来的には海軍版の同機が見られるかもしれない。これも一つの発展方向だ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月24日