日本が中国に「親書外交」
日本・公明党の代表、山口那津男氏が22日から訪中する。これは安倍新内閣成立後初めての日本の与党代表の訪中となる。メディアの報道によると、山口代表は先の取材の際に、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題は棚上げし、両国指導者の対話をすみやかに再開させるべきだと語っている。中国の海監船や飛行機が最近釣魚島近くを巡視していることについては「日中双方の戦闘機はいずれも島上空を訪れるべきではない」とした。
日本の与党の一つ、公明党の山口那津男代表は釣魚島情勢が原因で低迷する日中関係の現状に深い憂慮を示した。「重要なのは問題のエスカレートを防止し、不測の事態を予防し、緊張した情勢を緩和することだ。我々は対話の窓口を求めている。政治家の間の対話は非常に重要だが、日中間の政治家の対話は中断している。訪中が大局的な角度から、日中関係改善の一歩となることを希望する」と語った。
山口代表の今回の訪中では、日本の安倍晋三首相の親書を携えており、また中国共産党中央総書記の習近平氏との会談を希望し、日中首脳会談の早期実現を提案したい考えだ。山口氏は、安倍首相も日中首脳会談の回復を望んでいると信じているとして「与党の重要な役割はこうした環境を創出することだ。日中両国は徐々に意思疎通を回復し、最終的には首脳会談を開催して両国関係を改善する必要がある。」
中国の海監船や飛行機が連日釣魚島近海や上空に出現することについて山口代表は「極めて憂慮している」とし、不測の事態を回避するため、中国側に対して中日両国が海上安全の連絡体制についてすみやかに共通認識に達するよう提案すると同時に、双方の飛行機は島の上空を飛行しないよう提案すると述べた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年1月22日