11日は日本の東日本大震災3周年。被災地ではなおも2千人以上が行方不明となっている。深刻な被害を受けた宮城県女川町で、ひたむきな愛情の男性が、津波で行方不明になった妻を探すため苦労の末、潜水士の資格を取得、このほど自ら妻を探しに海に潜った。
被災地の高松康雄さん(57)は苦労して潜水士となった。津波で行方不明になった愛妻・祐子さんを探すため、高松さんは1月7日、ついに政府公認の潜水士資格を取得した。あれから3年、高松さんは弱音を吐いたことはない。東日本大震災3周年前に潜水して妻を探した。希望が乏しいことは承知だが、高松さんの決意は固く、「探し続ける」と語る姿が心に響く。
報道によると、大震災発生当時、祐子さんは勤務先の銀行で避難した。夫の康雄さんにメールを試み、「大丈夫?帰りたい」と伝えようとした。しかし康雄さんが翌日祐子さんの消息を聞くために病院を訪れ、祐子さんは同僚とともに沖へ流されたのを知った。救助関係者がその後祐子さんの携帯電話を発見、康雄さんは祐子さんが夫に「津波凄い」とメールを試みたことを知った。康雄さんの愛妻への想いは忘れ得ず、何があっても遺体を探し、最終的に妻を安らかに眠らせてあげたい、と康雄さんは願っている。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年3月12日