2014年は改革の全面的な深化の「元年」であるが、中国はこれからどのように歩んでいくのだろうか?中国の内政・外交を観察する窓口、北京で開かれている全国両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)に世界の注目が集まっている。中国の夢、外交関係、煙霧は、避けては通れない話題だ。環球網は両会の開催期間に、世界のネットユーザーに中国に対する印象と意見を語ってもらった。
中国に来てから2年弱にも関わらず流暢な中国語を話せる日本人留学生脇羽仁さんは、普段は中国の政治・経済・軍事関連ニュースに注目しており、今回の両会では煙霧および中日外交関係の進展に注目していると語った。脇さんはまた、「日本の一部の右翼メディアは極端で、中国脅威論を誇張しているが、中国にいればそんなことはないと分かる。私はメディアの情報をまったく信じていないが、一部の極端な言論は日本の高齢者をミスリードしやすい」と指摘した。
◆煙霧でも北京が好き
脇さんは、「今年7月に卒業するが、私は中国、北京が好きだ。中国料理が気に入っており、中国人の性格も良い。卒業後は北京で働き続けたい」と述べた。脇さんは煙霧について、「煙霧は昨年、中国の友人と最も多く話し合った話題だ。北京の煙霧は深刻で、呼吸すると喉が痛むので、外出の際にはマスクを着用する習慣をつけた。しかし煙霧が、中国の発展を妨げる主因になることはない」と述べた。
脇さんは、今回の両会が煙霧の改善を議事日程に盛り込むことに期待している。脇さんは日本での生活経験を元に、「中国政府に排ガスを規制する政策を作ってもらいたい。同時にハイテクによりこれらの汚染物質の排出を削減すべく日本との提携を強化してほしい」と提案した。