中国商務部(省)電子商務司副司長の張佩東氏は9日、第12期全国人民代表大会第2回会議の開催期間にネットユーザーと交流し、「中国の2013年の電子商取引(EC)の取引額は、2013年に推計で10兆元(約165兆円)に達し、5年間で4倍となった」と語った。
張氏は、「中国の2013年のオンライン通販取引額は約1兆8500万元(約30兆5250億円)に達し、5年間の平均増加率は80%となった。中国のオンライン通販の市場規模が昨年の段階で米国を上回り、世界最大のオンライン通販市場になったとする楽観的な声もある」と話した。
電子商取引には詐欺や品質不良といった問題が存在するとのネットユーザーからの声に対し、張氏は「業界全体で法規・基準の制定を強化・推進していく必要がある。現在、電子商取引に関する立法作業がすでにスタートしている」と語った。
中国国家郵政局市場監管司副司長の劉良一氏は、「中国の宅配業は近年、当初の予想を上回る急速なペースで発展している。2006年の郵政体制改革の時点で、宅配便の年間業務量は10億件、ネット通販の規模は500億元(約8250億円)のみだった。昨年の宅配便の業務量は92億件に達し、そのうち6割以上はネット通販の宅配便であった」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月10日