第13回中国経済フォーラムがこのほど北京で開幕した。人民日報社「中国経済週刊」雑誌社と国務院国有資産監督管理委員会(国資委)ニュースセンターが共同で主催したものだ。「人民日報」海外版が伝えた。
人民日報社の楊振武編集長が開幕式でのあいさつで述べたところによると、今回のフォーラムのテーマは「経済のバージョンアップ、イノベーションによる駆動」で、現実的な方向性がはっきりしたテーマといえる。改革・イノベーションを経済社会発展の各分野、各段階に行き渡らせ、経済の持続的で健全な発展に新たな動力を注入し、経済のモデル転換・バージョンアップを加速させるための動力源を追求するという姿勢を堅持するべきだという。
フォーラムでは「2013年中国経済モデル転換・バージョンアップ報告書」が発表された。それによると、今年第3四半期(7-9月)には、中国の上場企業の財務の安全性が全体として急速に向上した。第1-3四半期(1-9月)には中国企業による海外での合併買収(M&A)が47件に上り、対象金額は昨年を上回った。海外M&Aの主力は引き続き採掘産業だという。
フォーラムでは全国人民代表大会常務委員会元副委員長の成思危氏、著名な経済学者の厲以寧氏らが相次いで主題スピーチを行った。今回は政界、ビジネス界、学界などから200人を超える参加者があった。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年12月26日