中国、今後5年間で10兆ドルの商品を輸入 (2)
■中国経済は健全な発展基調を維持し、対外投資も大幅に増加
現在、中国とアジアおよび世界との利益の融合はかつてない幅と深みに達している。現在および今後一定期間、中国経済は健全な発展基調を維持し、消費を中心に国内需要を引き続き拡大し、対外投資も大幅に増加する。
商務部のデータによると、2012年に中国大陸部の投資家は大陸部外の世界141カ国・地域の4425社に対して直接投資を行い、非金融直接投資は累計772億2000万ドル(前年比28.6%増)に達した。
2011年末までに中国大陸部の投資家は世界178カ国・地域に対外直接投資企業計1万8000社を設立し、非金融対外直接投資は累計3220億ドルに達した。このうち欧州とアフリカに対する投資が急速に伸びている。
■世界の観光経済システムにおける中国の影響力と発言力が大幅に高まる
国家観光局の統計によると、2011年に中国の海外旅行者数は延べ7025万人(前年比22%増)、2012年に延べ8318万人(前年比18.4%増)に達した。世界観光機関(UNWTO)の統計によると、中国は2012年に初めて公民の海外消費額で世界1位になった。2011年に762億ドルだった消費総額が、2012年には1020億ドルに達したのだ。
国家観光局の担当者によると、こうした統計は世界の観光経済システムにおける中国の影響力と発言力の大幅な高まりを示している。
過去10年間に中国の観光業は世界貿易機関(WTO)加盟時の約束を前倒しで果たした。観光関連分野は一歩一歩対外開放され、中国の多くの観光会社が海外投資・経営を開始した。対外交流は一層深まり、中国公民の団体観光が認められた国や地域の数は2002年の29から現在は146にまで増えた。香港・澳門(マカオ)・台湾地区との交流や協力は著しい成果を上げ、大陸部と香港・澳門との双方向交流人数はすでに延べ1億人を超え、世界最大の双方向観光交流市場となった。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年4月10日