中央銀行、1100億元の逆現先実施 年総額6兆元
中国人民銀行(中央銀行)の25日付公告によると、同行は金利入札方式で28日物逆現先取引を実施した。京華時報が伝えた。
今回逆現先実施により、今週の市場の不足資金は400億元(約5502億3600万円)に縮小した。来週前半に予定されている逆現先実施後も、市場への流動性供給は継続されると見られる。
公開市場における中央銀行による逆現先取引は、25日の時点で29週実施され、取引額は計5兆8800億元(約80兆8846億5100万円)に達した。27日も1千億元(約13億7500万円)規模の逆現先取引が行われ、28日(金)にも7日物逆現先が実施される見通しを踏まえると、年間の逆現先取引総額は6兆元(約82兆5300億円)の大台を突破する見込み。
中央銀行が逆現先取引による公開市場操作に着手した6月26日以降、市場は逆現先の常態化にすっかり適応するようになった。中央銀行は、逆現先の取引額や満期の設定に関し柔軟な調整を実施することで、市場資金の全体的バランスを保障するだけではなく、銀行間市場の利率水準を効果的にリードし、中央銀行が目指す貨幣政策の具体的側面を反映させている。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年12月27日