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中国の都市現代化ロードマップ 50年までに実現へ

 2014年04月25日16:33
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 中国科学院現代化研究センターや中国現代化戦略研究課題グループは24日、北京で「都市現代化研究」をテーマにした学術報告「中国現代化報告2013」を発表した。同報告は、▽従来型の都市から近代都市・発達した都市への転換を加速させる。▽2050年までに都市の現代化を基本的に完了させ、都市現代化を世界において中レベルの水準にまで進め、都市現代化の水準が世界40位以内に入るようにする。▽21世紀末までに、都市現代化を世界トップクラスの水準にまで進め、都市の全面的な現代化を実現する――などを含む、中国の都市現代化のロードマップを明確にしている。中国新聞社が報じた。

 同報告は、「都市文明発祥の地である中国では、約4000年前に古代都市が出現した。中国都市の現代化は、19世紀半ばから始まった。大きく分けて、▽清(1644-1912年)の時代末期の都市の現代化スタート▽中華民国(1912-49年)の時代の局部的な都市の現代化▽中華人民共和国建国(1949年)以降の全面的な都市の現代化――という3段階に分けられる。現在、中国都市の現代化の水準は、世界では低水準で、発展途上国の中では中レベルに位置する」と指摘している。

 11年、中国の都市人口率は50%を超え、都市人口が6億7千万人以上となった。また、都市の数は650を超え、都市社会が社会の主体となる新たな段階に入った。さらに12年、中国の都市人口率は約52%となり、50年までに同比率は約80%にまで上昇し、都市人口が約11億人になると予想されている。12年の時点で、中国の都市化率は英国やドイツ、ベルギーに比べて約100年、米国やフランスに比べて約80年、日本やスイス、イタリア、スペインなどに比べて約60年、フィンランドやロシア、メキシコなどに比べて約50年、遅れている。

 中国都市の現代化は「後発・追いつき型」で、今世紀中にロードマップを実現させるのは非常に厳しい任務だ。中国科学院の白春礼・院長は、同報告の序文で、「都市の現代化は、国家現代化の主体プロジェクトで、国家の現代化は中国復興のために必ず必要。中国の都市現代化の任務は、全ての先進国の総和よりも大きい」と述べている。

 同報告は、2050年までに、中国都市の現代化を全面的に推進するための必要事項として、▽都市戦略の転換を加速させ、地球に優しいスマート都市を建設する▽都市の生産力や貢献度を向上させ、イノベーション型都市を建設する▽都市の生活の質を向上させ、発達し、住みやすい都市を建設する――を挙げている。そのほか、▽新型都市化戦略の実施▽規模拡大と共にクオリティを保つ▽経済を発展させながらも環境を保護する▽都市化と都市現代化の調和の取れた発展――なども必要だ。

 国際連合の11年版「国連世界都市化予測」報告や関連の予測では、2010年から2050年までの期間、中国では新たな都市が約975都市設けられ、中国の都市数は2050年、1632都市(大都市338、中都市358、小都市936)になると予測されている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年4月25日

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