新浪微博の複数の従業員が微博(ウェイボー)で16日、同僚がスターバックスの商品を飲んだ後で29人が下痢などの症状を訴えたと明らかにした。スターバックス鼎好店の従業員は16日午後、同社の責任者がすでにこの件の調査に当たっていると述べた。京華時報が伝えた。
新浪微博の「小浪」さんは昨日未明、元新浪論壇の責任者で中国版ウィキペディアの編集長、董文俊氏がこの件で微博に書き込みを行ったことを認めた。董氏によると、新年パーティーで同僚に約束したスターバックスのコーヒーやお茶など50杯を購入したが、「予想もしなかったことだが、奇妙な『スターバックスの豆』効果で、半数以上の人がお腹を壊した」という。董氏はその後の書き込みで、当日体調を崩した皆に共通する唯一の行動が、スターバックスの商品を飲んだことだと強調している。
その後も複数の新浪従業員がこの件について補足している。「陳さん」という従業員によると、同僚たちは一昨日の昼間にスターバックスの飲料を飲んだ後で次々と下痢や腹痛などを訴え、症状は昨日まで続いたという。昨夜の退社時間の後で、スターバックスの従業員2人が手付かずだったコーヒー2杯を持ち帰り、適切に解決すると述べたという。彼は「今日になって、すでに検査に送ったと言ったかと思えば、今度はコーヒーが賞味期限を過ぎていたため検査できないとして、コーヒーに問題があると認めなかった」と昨日の微博に書き込んでいる。
新浪微博では昨日、多くの従業員が「スターバックスの豆」のトピックでこの件を論じた。書き込みによると、当該の店舗はスターバックス鼎好店で、また体調を崩した従業員の具体的な症状についても列記されている。昨日昼までに最も症状が重かった人は6回下痢の症状にみまわれたという。夜7時半時点で同トピックのコメント数は述べ3万件以上に達し、新浪微博のホットトピックとなった。
昨日夜6時過ぎにスターバックス鼎好店に電話取材したところ、担当の従業員は「同社の責任者がすでに調査を始めた」とした上で、同店の店長はすでに退社し、当人は詳しいことはわからないと述べた。すでに勤務時間外だったため、スターバックス (中国)の電話は応答する人がおらず、16日夜本記事の出稿時点ではスターバックスから詳細なコメントは得られていない。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年1月17日