西安、鳥インフルのデマ流した男性が逮捕
【中日対訳】 陝西省西安市の公安局は9日、自分のブログなどのアクセス数を増やそうと、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」やブログ「Q-Zone(QQ空間)」などを利用し、中国で拡大が問題になっている鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染に関するデマを広めた容疑で、同市内に住む南容疑者を刑事拘留したことを明らかにした。央視網が報じた。
警察の調べによると、南容疑者は7日午前9時58分、自身のミニブログアカウントや「Q-Zone」で、「同省でもH7N9に感染した患者10人以上が死亡している」と書き込んだ。一方、同公安局の関連部門は、現在、中国4省でH7N9に感染した患者が確認されていることを背景に、市民がパニック状態に陥ることを避けるため、確認の調査を実施。同省疫病抑制センターによると、同省ではH7N9に感染した患者は確認されておらず、南容疑者が流した情報は虚偽であることが判明した。
このため、同局の長安分局が7日夜、南容疑者を逮捕。調べに対して、南容疑者は、「同省にH7N9に感染した患者がいるかは知らない。書き込んだ数字は自分で適当に考えたもの。自分のブログなどのアクセス数を増やしたかっただけ」と供述しているという。
南容疑者は現在、パニックを引き起こす可能性のあるデマを故意に流した容疑で同局に刑事拘留されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年4月10日