きょうの人民日報「微博」--浙江省、上司が部下に娘の宿題させる
仕事でも学業でも、激しい競争が繰り広げられる中国。自分の努力で勝利を勝ち取ろうとする人もいれば、親の肩書きなどに頼る人も多い。このほど浙江省のある小学生が父親に頼んで会社の部下に冬休みの宿題をさせたことが話題になっている。中国の若者たちは、子供のころから“悪知恵”を身につけてしまっているようだ。しかし、すべての学生が同じようにできるわけではない。26日、中国で唯一映画関係の人材を専門に養成する「北京電影学院」が入試の一次試験の結果を発表。受験者の75%に当たる、3402人に「不合格」が言い渡され、落胆のあまり、その場で泣き崩れてしまう学生たちの姿が多く見られた。
【浙江省、上司が部下に娘の宿題させる】浙江省のある企業で、上司が部下に娘の冬休みの宿題をさせ、話題になっている。本来は4つのうち1つ選んで取り組む宿題だったが、負けず嫌いの娘は4つすべて片付けるよう求めた。この“仕事”をやり遂げるために、9人の大人が徹夜で3日かかったという。公私混同であるだけでなく、子供の虚栄心を助長するだけで、教育にも悪い。経済格差が広がる中国社会で、自分で努力するよりも、親の権力などに頼るほうが手っ取り早いと考える若者が増えている。ただ、その背後には、子供を過度に甘やかす親が存在し、子供が正しい教育を受けていないという実態が見え隠れする。