<企画>社会心理研究報告からみる中国人の新たな傾向
(資料写真) |
中国社会科学院社会学研究所と社会科学文献出版社は北京で7日、「中国社会心理研究報告(社会心理青書)2012-2013」を発表した。調査の結果、約半数の人が生活の現状に満足していると答えた一方で、国民の要求がさらに拡大し、基準も大幅に高まるといった特徴も見られた。
■【国民の要求が拡大】大気質など基本的生活に関わる要求高まる
青書によると、2012年、生活の現状に満足していると答えた人は約半数に達したが、生活満足度の平均値は2011年比でやや減少した。青書は、「社会心理は全体的に見るとプラス感情が多くを占めているが、人の健康や社会の調和を損なうマイナス感情が存在する点は楽観視できない」と指摘する。<詳細>
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■【恋愛と結婚に新たな傾向】ネット婚活が普及
青書によると、インターネットの普及と社会の多元化に伴い、ネット上で結婚相手を見つけるネット婚活が普及している。青書によると、中国における婚活サイトの登録者数は、2009年の時点ですでに1億4千万人に達していた。<詳細>
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■【伝統意識が希薄化】中国の若者の間で貞操観念が希薄化
全国各省区のネット婚活者3万1345人を対象にした調査の結果、中国人の貞操観念や「子孫を残す」といった意識が時代の変化に伴い希薄化しつつあることがわかった。<詳細>
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(編集WZ)
「人民網日本語版」2013年1月11日