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「住宅は故郷で買え」 全人代代表の発言が物議=中国 (2)

 金さんは今、このようなハードな生活を、決して「つらい」とは思っていない。「自分自身で選んだ道ですから。常に忙しく立ち働くのは、自分自身が好きなライフスタイルです。また、どれほど大きな結果が出るかについては、あまり気にしていません。私はただ、素直に自分の心に従って歩み続けるだけです」と彼女は語った。

 北京市朝陽区の投資ファンド会社で働く1980年代生まれの王平さん(仮名)は、「大都市が好きな理由は、より多くの成長のチャンスと自分の価値を発揮できる機会があることです。北京で働き始めて4年余り経ちますが、長い目で見た成長を手に入れたいと思っています。故郷には自宅がありますが、妻と私はいずれも、故郷を離れて働くことを望んでいます。賃貸住まいの生活も気になりません。夫婦一緒なら、生活コストも低減できます。とはいえ、こちらに家を買える見込みは今のところありません。とにかく努力が先です」と王さんは話した。

 北京工業大学社会学部の張主任は、「人々は、若者が自ら描いたキャリアプランや人生の選択を尊重すべきだ。大都市は、より大きな成長のチャンスや可能性に満ちており、当然、若者のニーズにマッチしている」と指摘した。

 張主任は、大都市の問題について、次の通り語った。「不均衡な資源分配やアンバランスな都市発展が原因で、多くの人々が大挙して地方から大都市に押し寄せた。また、都市化の加速によって、交通・治安・住宅など多くの問題がもたらされた。1つの都市がどれだけの人口を受け入れられるのかを、我々は常に考えなければならない。大都市の発展を適宜コントロールし、都市資源を合理的に整合することは、政府が解決すべき課題である。外地からの流入人口は、大都市で暮らすにあたり、住宅・医療・教育など一連の保障を必要とする。国は、実情や経済・社会発展により符合した関連政策を制定・発表し、より多くの責任を担わなければならない」。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年3月19日

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