ネットユーザーのぼやき「会社からの年末ギフトはリンゴとノート」 (2)
同ツイートに、ネットユーザーらは「これこそが伝説のシルク製。その価値2ケタ(10元=約140円)はくだらない。なかなかのものだ」、「何もない私よりいいだろう」などと、リツイートしている。
「この会社に入社してそんなに長くはない。それに会社の経営状況も並」という同ネットユーザーだが、あまりに貧相なギフトに「目が点になった。社長が何を考えているか、本当に理解できない。どっちにしろ、うちの会社はお金が全くないというほどの域には達していないはずで、靴下とは・・・。なんか冷遇されているみたい」とがっくりだ。
湖南省社会学学会の方向新・常務副会長は、「中国人にとって春節は重大イベントであるため、年末ギフトはデリケートな話題。会社の経営状況とも関係がある」とし、「価値がどれほどであっても、誠実さが重要。リンゴやノートなどを配る会社もあるが、従業員の感情を傷つけるだけで、褒められたものではない」とし、最も重要なのは社長の従業員に対する思いであることを強調している。
そのほか、ネットユーザーらは、「ある不動産会社の社長が70万元(約980万円)を出して車5台を購入し、地方からの出稼ぎ労働者が帰省できるよう手配した」や「あるゲーム会社の社長が高級車BMW6台を準備」など豪華版ギフトのほか、生理の日に休暇を取れる「生理休暇券」や遅刻しても罰則を免れられる「遅刻券」などアイデアギフト、さらに「ボーナスを支給する前の日に会社から『入りきらなかったら困るので、支給する現金を入れるカバンを借してほしいと言われたので、大きめのカバンを貸した。その後帰って来たので見てみると、本当に多くて多くて、多かった。カバンの中を埋めていたのは1角(約1円4銭)硬貨…』」、「各従業員にリンゴとノートが配られた」などトホホなギフトなど、さまざまな収穫を投稿している。
ギフトに不満なら、ネット上でつぶやいてみよう。せっかくもらったギフトなのだから無駄にしてはいけない。編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月6日