雲南省の大規模地滑り、死者46人に (2)
■災害の原因
今回の災害に関する座談会が12日午後に昆明市で開催された。国務院対策チームのトップを務める徐紹史国土資源相は「現場の調査を通じて、今回の災害が突発的な自然土砂災害であることがほぼ確認された」と説明。地滑りの主な原因として次の4点を挙げた。
(1)地形要因。現場は山が高く傾斜が急で、谷間が多く、地滑りが起きやすい地形だ。
(2)地質要因。現場はペルム紀夾炭層、下層は比較的硬い石灰岩層で、地滑りが起きやすい。
(3)地震要因。2012年9月7日の彝良地震によって地盤が緩み、岩石が割れ、地滑りの誘因を形成した。
(4)気象要因。最近の降雨・降雪により大量の水が浸透し、限界に達して地滑りを招いた。
専門家チームは調査の結果、同区唯一の炭鉱は事故現場から直接距離で500メートル離れており、今回の地滑りと採炭活動とに直接的関係は見られないとしている。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月13日