金融情報配信などを手がける米「ブルームバーグ」が24日に更新した、世界の長者番付によると、アジア一の富豪は香港の実業家・李嘉誠氏で、その純資産は297億ドル(約3兆円)だった。2位は澳門(マカオ)でカジノビジネスを展開する銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント)の呂志和主席で、純資産は247億ドル(約2兆5千億円)だった。国際在線が報じた。
世界の億万長者300傑を示す同番付は、2012年に発表が始まって以来、毎日更新されている。データによると、今年の初めから年末の間に、李氏の純資産は4.0%増加し、呂氏に至っては107.1%増加した。香港メディアは最近、銀河娯楽集団の株価が10香港ドル(約130円)上昇すれば、呂志和氏の保有する純資産の総額が李嘉誠氏を超え、アジアトップとなるだろうと予測していた。
呂氏は香港の有名実業家で、銀河娯楽集団の主席・執行役員のほか、香港嘉華国際集団や嘉華地産(集団)、香港酒店業主聯会、東尖沙咀地産発展商聯会などの主席も兼務している。2002年に米国系のカジノリゾート「ザ•ベネチアン•マカオ」との合弁会社、銀河娯楽集団が、澳門では初となるカジノ経営許可を澳門政府から取得し、呂氏は新カジノ王と呼ばれるようになった。
長者番付のアジア3位は、香港不動産大手・新鴻基の李兆基・董事長で純資産が220億ドル(約2兆3千億円)、4位はインド最大のコングロマリット・リライアンス・インダストリーズ実業家、ムケシュ・アンバニ会長で純資産が206億ドル(約2兆1400億円)、5位はカジュアル衣料「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長で、純資産が204億ドル(約2兆1200億円)だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年12月27日