江蘇省蘇州市のカニ池から水揚げされたばかりのまだ成長過程にある上海蟹「六月黄」が14日午前2時5分、京東物流昆山アジア1号スマートパーク2期自動仕分けセンターでラインオフし、京東スマート物流パーク「アジア1号」の100億個目のスマート荷物になった。中国江蘇網が伝えた。
京東物流は早くも2017年に昆山市初の全自動仕分けセンターの稼働を開始した。今回新たに稼働開始した昆山アジア1号2期は1期と隣接して建設したもので、倉庫保管、仕分け、移送などの機能を一体化させている。完成後の昆山アジア1号全体パークの面積は、サッカーコート70面分に相当する50万平方メートルを超え、世界最大規模の倉庫保管・仕分け一体型スマート物流パークになった。
自動仕分けセンターには80本以上の自動仕分けラインと1万台のスマート仕分けロボットがあり、仕分けの正確度は99.99%に達している。今年の京東のショッピングイベント「618」の期間中、仕分けセンターは24時間連続で作業し、1日平均で450万個以上の荷物の仕分け能力を持ち、効率が5倍余り高まり、世界トップレベルとなっている。
昆山アジア1号2期は倉庫保管にAMR(自律走行搬送ロボット)やケースピッキングロボットなどのスマートハードウェア設備を導入。服飾倉庫では京東物流が独自に開発した自動化倉庫保管生産・管理体制である北斗新倉庫生産モデルを応用し、従来の人の手による静的なピッキング作業分配を全自動の動的な作業分配に変え、ピッキング作業員の歩く距離を大幅に短縮し、ピッキングの効率を3倍以上に高めている。
同パークが稼働開始した後、昆山アジア1号2期は全国の消費者のサービス体験をさらに高める。江蘇省、浙江省、上海市、安徽省などの華東地域の93%超の自営受注の当日もしくは翌日の配送を実現でき、従来的な「送料無料エリア」の2億人の物流サービス体験をさらに高めることになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月16日