商務部(省)は13日に行われた国務院新聞弁公室での記者会見で、中国とアフリカの経済貿易協力が非常に大きな成果を上げたことを明らかにした。
まず、協力規模が拡大し続けている。中国・アフリカ貿易総額は累計2兆ドル(1ドルは約140.0円)を超え、中国はアフリカの1番目の貿易パートナーの地位をキープし続けた。中国企業がアフリカで請け負ったプロジェクトの新規契約額は7000億ドルを超え、完成工事高は4000億ドルを超えた。中国からアフリカへの直接投資は累計300億ドルを超え、アフリカにとって4番目の投資元国になった。中国からアフリカ諸国へ派遣された医療チームは延べ約9000人に上り、10万人以上に研修・育成の機会を提供し、一部のインフラ・社会民生プロジェクトを相次いで完成させた。
次に、協力分野が一層多様化している。中国・アフリカ経済貿易協力分野は従来の貿易、プロジェクト建設から、デジタル、グリーン、宇宙航空、金融などの新興分野へと絶えず広がりを見せている。中国企業はアフリカのデジタルインフラ建設に積極的に参加し、アフリカのEC、モバイル決済、メディア・エンターテインメントなどの産業の急速な発展を推進した。中国はこれまでにアフリカ27ヶ国と民用航空輸送協定を結び、アルジェリアやナイジェリアなどのために通信気象衛星を製造し打ち上げることに成功した。
同部の李飛副部長は、「協力メカニズムが日増しに整っている。中国はすでにアフリカ52ヶ国およびアフリカ連合(AU)委員会と『一帯一路』(the Belt and Road)協力文書に調印した上、貿易円滑化、投資協力、生産能力協力、ECなどの分野で、複数の特定作業チームを共同で設置した。中国はアフリカ大陸の自由貿易区建設を積極的に支援し、自由貿易区事務所と共に経済協力専門家チームを立ち上げ、中国・アフリカ貿易投資の円滑化に向けた政策の交流と経験の共有を踏み込んで展開している」と説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年6月14日