世界スマート製造大会2021が8日、江蘇省南京市で開幕した。開幕式では、中国科学技術協会スマート製造学会コンソーシアム専門家委員会の会長を務める中国機械工学学会理事長で、中国工程院院士の李培根氏が「世界スマート製造10大科学技術進展2021」「中国スマート製造10大科学技術進展2021」を発表した。計20件のスマート製造科学技術成果が入選した。科技日報が伝えた。
選出された「世界スマート製造10大科学技術進展2021」「中国スマート製造10大科学技術進展2021」はスマート製造技術及び装備、スマート化生産現場・工場、スマート製造の基礎・基準、新モデルなどの分野で、スマート製造の先端技術、発展・応用の流れを持続的に追跡し、異なる業界、企業によるスマート製造推進の実践例を研究・分析している。主に業界及び専門家が注目するスマート製造の発展をけん引でき深い影響力を持つ科学技術成果を反映している。スマート製造の発展の流れを把握し、スマート製造の発展を導き、スマート製造の健全なエコシステムを構築するのがその狙いだ。
入選した10大科学技術進展プロジェクトは下記の通り。
「世界スマート製造10大科学技術進展2021」
次世代製造運営管理プラットフォーム「MOMnext」
塗料業界パーソナライズオーダーメイド新スタイル
エネルギー・環境総合プラットフォーム「E-JIT」
データ融合・可視化管理のIIoTプラットフォーム「moneo」
デジタルツイン低レベルコードプラットフォーム「WISE-InsightAPM」
S4+P4板金フレキシブル生産ライン
電動乗用車バッテリースマート生産現場
AIエンパワーメントロボット自動プログラミング
多学科最適化に基づく構造軽量化設計方法・フロー
人体全脳ナビゲーション及び治療効果の評価・分析システム
「中国スマート製造10大科学技術進展2021」
深海有人潜水船「奮闘者」号スマート製造技術
グリーン・高効率温室装備と環境スマート管理・制御技術
小型衛星スマート生産ライン
感染症生物検体大量自動化採取のキーテクノロジー・システム
スケールを跨ぐマルチ材質鋳造部品のスマート加工ロボット技術
大型蒸気船発電機回転子コイルスマート製造生産ライン
航空薬品散布正確作業管理・制御技術装備・システム
インダストリアルインターネットビッグデータプラットフォームに基づくスマート溶接工場
主要食糧生産作業全フロー自動化ソリューション
データフローに基づくスマート繊維工場のキーテクノロジー及び産業化
2017年より世界スマート製造大会で5回連続で発表されてきた「世界スマート製造10大科学技術進展2021」「中国スマート製造10大科学技術進展2021」は、スマート製造発展の技術的な難題の解決、企業の効果的な発展、生態環境の改善、製造業の革新的な発展及び競争力の向上に対して重要な現実的意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年12月10日