中国科学院、中国工程院の院士が投票により選出する、2019年中国の10大科学技術進展、世界の10大科学技術進展が11日、北京市で明らかになった。「嫦娥4号、人類探査機初の月裏側軟着陸を実現」「人類が初めてブラックホールの撮影に成功」がそれぞれ2019年中国と世界の10大科学技術進展のトップになった。中国新聞網が伝えた。
2019年中国の10大科学技術進展は次の通り。
▽嫦娥4号が人類探査機初の月裏側軟着陸を実現。▽中国の天文学者がこれまでで最大の恒星級ブラックホールを発見。▽中国の科学者が初めて3次元量子ホール効果を観測。▽中国の科学者が新型脳型計算チップを開発。▽世界初の100万kW水力発電機コア部品が完成し、引き渡された。▽「太極1号」が軌道上での試験に成功し、中国の宇宙重力波探査の基礎を固める第一歩を踏み出した。▽自然界の約24%の材料がトポロジー構造を持ちうることが最新の研究で判明。▽中国の科学者がケイ藻の光エネルギー捕捉の新たなメカニズムを解析。▽中国が独自開発した臨床全デジタルPET/CT設備の販売許可が下りる。▽科学者が16万年前のデニソワ人の下顎骨の化石を発見。
2019年世界の10大科学技術進展は次の通り。
▽人類が初めてブラックホールの撮影に成功した。▽DNA顕微鏡の開発が成功。▽はやぶさ2がりゅうぐうに初着陸するとともに試料を採取。▽グーグルの研究者が「量子超越性」を実証。▽科学者が世界初の炭素原子が18個並んだ環を作り出した。▽新型人工DNA構造の情報密度が倍増。▽人体の生理的年齢が初めて逆転に成功。▽HIVの治療に再び奇跡、「ロンドンの患者」が治癒か。▽科学者が二酸化炭素を食べる新型大腸菌を培養。▽世界初のエボラウイルスワクチンの市販がEUで承認。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年1月13日