杭州の高速道路、レーザーで疲労運転を防止

人民網日本語版 2019年09月04日14:17

高速道路は平らで目印になる物が少ない。運転手の運転中の動作は単調で、同じ方向ばかりを見るため、長時間運転により「催眠にかかりやすい」。新華社が伝えた。

浙江高速道路交通警察杭州支隊は管轄区内の各高速道路の中から、通行量が多く視界が開けた7カ所を選択し、運転手に安全運転を促す緑のレーザーを放つ設備を設置した。

同レーザーはライトショーに似ており、上下左右に揺れ動く。見栄えがいいが、ライトショーとは違った効果がある。説明によると、これはレーザー発射装置から出る光で、一定の角度に基づき空に向かい放たれる。非発散、鮮やかな色、明るいといったレーザーの特徴を利用し、運転手に慎重な運転を促す。

同システムは現在、夜になると自動的に電源が入り、日中になると自動的に電源を落とす機能を持っている。また断続的にレーザーを放ち、5000メートル以上の範囲をカバーする。雨や霧などの悪天候の方がより明らかな効果を発揮する。

高速道路交通警察によると、レーザーは一時的な刺激により、夜間に運転する運転手の目を一定時間覚ますことで、サービスエリアや「疲労防止駐車エリア」まで安全に運転できるようにする。またレーザーは水平に照射されるわけではないので、運転手に悪影響を及ぼすことはない。

上海市と江西省の間を長年運転しているトラック運転手の曹さんは、「数キロ離れた所からでも、レーザーが上空に照射されるのが確認できる。この緑のレーザーは角度が常に変化し、夜は特に目立つ。視覚が刺激され、リフレッシュ効果が高い」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年9月4日

  

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