ガソリンとディーゼル油の価格は2回連続の引き下げ調整の後、再び引き上げられることになった。国家発展改革委員会が3日に発表した情報によると、最近の国際石油市場の原油価格の変化に基づき、現行の石油製品価格形成メカニズムを踏まえて、2019年9月3日午後12時より、中国内のガソリン価格を1トンあたり115元(1元は約14.8円)、ディーゼル油を同105元、それぞれ引き上げるという。新華社が伝えた。
今回の価格調整によりガソリンもディーゼル油も小売価格は1リットルあたり約9分の値上げになる。同委の関係責任者は、「中国石油、中国石化、中国海洋石油の3大石油企業は石油製品の生産、調達、輸送をうまく組み合わせ、市場の供給の安定を維持し、国の価格政策を厳格に実行しなければならない。各地方の関連当局は市場の監督管理と検査を強化して、国の価格政策を執行しない行為を厳しく取り締まり、正常な市場の秩序を維持しなければならない。消費者は価格監督管理プラットフォーム12358を通じて価格関連の違法行為を通報することができる」と述べた。
同責任者は、「石油製品価格形成メカニズムの運営状況を緊密に追跡し、中国内外の石油市場の情勢の変化に合わせて、さらに検討と改善を進めていく」と述べた。
今回の価格調整周期には、国際市場の原油価格が上昇するとみられる。同委価格モニタリングセンターは、「現在、世界の原油の供給にはゆとりがあるが、国際原油価格に影響を与える不安定で不確定な要因は引き続き多くあり、国際原油価格が現在の水準で変動を続ける可能性は高い」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年9月4日