2人目の子供は産みたいが問題は山積み (2)

87.2%が「周囲に2人目出産を考えたことがある働く母親がいる」

人民網日本語版 2019年07月11日16:10

浙江省杭州市でマンパワー関係の仕事に就いている蘇昕薇さん(仮名)は、「会社には、第2子を出産した女性は極めて少ない。ほとんどの共働き世帯にとって、妻が稼いでくる給料は非常に重要だ。働く母親にとって、第2子を出産することで、辞職を迫られたり、降格させられるなど、キャリアの足かせとなる問題が起きる可能性は高い。そのため、働く母親の多くは、第2子を産むことについて慎重になり、つい考えが堂々巡りになってしまう」と述べた。

上海弁護士協会労働関係研究委員会の温陳静委員は、「働く母親の第2子出産に対する気がかりを払拭するためには、多方面が力を合わせる必要がある。また、主に政策面で、働く女性により多くの奨励・支援を行わなければならない。このほか、男性に付与されている出産付添い休暇が普及し完全実施に至れば、労働の公平さにおいても有利に働くだろう」との見方を示した。

今回の調査対象者の男女比は、男性が41.8%、女性が58.2%。出産・育児経験のない未婚者は9.8%、出産・育児経験のない既婚者は27.0%、子供がいる人は62.7%。居住地別にみると、第一線都市は27.2%、第二線都市は50.1%、第三・四線都市は20.6%、県政府所在地・鎮郷は1.9%、農村は0.3%だった。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年7月11日

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