超アグレッシブな母親！双子の娘を女手一つで育て、ユーラシア大陸をバイクで横断

李春輝さんと愛車のバイク。

ある映画の名セリフ「夢がなければ死人同様」は、44歳のシングルマザー李春輝さんにとって、尽きることのない魔法の言葉と言える。揚子晩報が伝えた。

シングルマザーが手塩にかけて育てた2人の娘は世界的も有名な音楽学校に入学

23日、記者が李春輝さんを取材したところ、彼女はバイクに乗って姿を現した。ヘルメットを取った瞬間、彼女の精気溢れるオーラが感じられた。26日、李春輝さんはライダー仲間と共に、バイクでユーラシア大陸二十数カ国をめぐる旅に出発した。英国とオランダにそれぞれ留学している2人の娘にも会いに行くのだという。

「私は南京で教育トレーニング関連の会社を経営している。私を良く知る人は私のことを李先生と呼んでくれる。2人の娘は音楽の道を進んでいる。私自身が勧めただけでなく、彼女たち自身も音楽に対する並々ならぬ情熱を抱いていた」と李さん。

「ある時、次女がバイオリンを習いたいと言い出した。小さな子供の考えはコロコロ変わるものだが、次女はなんと1ヶ月間もその要求を言い続けた」と話す李さんは、娘の決心が本物であると感じ、最終的に同意した。思いもよらなかったのは次女が、バイオリンの天賦の才があったこと。そこで李さんは、娘のために「音楽」という道を歩ませてあげようと決心した。そして長女にもフルートを学ばせた。「長女がフルートを学び始めた時は、本当に大変だった。出生時の医療事故で後遺症が残り、身体のバランスが良くなかったからだ。だが、彼女は根気強く練習を続け、妹と同じ音楽の道を歩み始めることになった。最終的に、長女はオランダのフォンティス大学音楽学院から、次女は英王立音楽アカデミーから、それぞれ合格通知を受け取った」と李さんは続けた。