創業の「達人」であるメースンさんは、「ABCSTEM」以外にも、「易佰外師」というプロジェクトのマネージャーも担当している。このプロジェクトは、南京に住む外国人青年に対し、創業サポート・就職コンサルタント・生活ガイド・トレーニングなど全方位型サービス・ステーションの運営に力を尽くしており、これまでに複数のシンポジウムや交流会を実施した。プロジェクトの初志を立ち上げた背景について、メースンさんは、「我々は、南京の留学生がビジネスプランを実行していくのをサポートしたい。南京には、多くのビジネスチャンスがひそんでいる。私たちは、彼らがこれらのチャンスを捉えるのを手伝い、彼らにプラットフォーム・サポート・専門家の助言を提供していく」と抱負を述べた。
〇「一旦目標を確立すれば、後のことは全て簡単になる」
南京での生活は7年になるが、メースンさんはまだ、簡単な中国語しか話せず、言語が創業の道を阻む大きな障害物となっている。特に、創新・創業関連政策を読もうとした場合、文書は英語版がないため、誰かの手を借りなければならない。このような問題が、彼の創業の道に常に存在している。しかし、彼はそれらの問題をひとつひとつ克服してきた。というのも、彼には確固たる目標があるからだ。「もしあなたが、素晴らしい航空機を保有していたとしても、パイロットが行き先を知らないと、飛行は途中でストップすることになる」と話す彼には、座右の銘がある。それは、故ネルソン・マンデラ氏の「何事も成功するまでは不可能に思えるものである」という格言だ。「一旦目標を確立すれば、後のことは全て簡単になる。私は、その目標が私を未来のどこに連れて行ってくれるのかを、一刻もはやく見届けたいと思っている」と彼は述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月8日