湖北「ザリガニ学部」第一期生が卒業 就職率100%

人民網日本語版 2019年07月02日09:46

大半が「ザリガニ」職に従事 来年度卒業生もほぼ「内定」済み

これまでも注目を集めていた「ザリガニ学院」こと江漢芸術職業学院潜江龍蝦学部の第一期生35人が6月27日、卒業の日を迎え、「普通専科」の卒業証書(短大卒業証書)を授与された。同月30日時点で、彼ら第一期卒業生35人のうち、大部分が「ザリガニ調理」に関わる職に従事することが決まっており、その月給は1万元以上となることが取材で明らかになった。また、在学中の2018年度入学生についてもすでにそのほとんどが「内定」を得ているという。北京青年報が伝えた。

2017年7月、江漢芸術職業学院に潜江龍蝦学部が新たに設けられた。同学部には、「ケータリングマネジメント」、「調理技術・栄養」、「マーケティング」という普通学科(短大)の3学科が設立され、2年間のカリキュラムとなっている。

同学部教務処の王中秋処長は、「ケータリングマネジメント科の卒業生の大半は、ザリガニ調理に関わる職に従事する。このうち11人が四川省成都市の飲食企業に見初められ、1人が北京市のグルメ街・簋街のある飲食企業に就職し、6人は起業の道を選び、その他の学生は重慶市や湖北省などで就職するなど、その就職率は100%となった。また、調理技術・栄養科の学生は、主に、キッチンでの調理関連業務につき、給料は比較的高く、基本給は6千元(1元は約15.8円)から1万2千元の間となっている」と説明した。

卒業生のコメント

北京のレストランで本家本元の「潜江ザリガニ」を作る調理師に

卒業生の■大双さん(■は口へんに諭のつくり)は今年4月、北京の某ザリガニ料理チェーン企業に見初められ、本家本元の「潜江ザリガニ」を作る調理師として内定を手にした。彼は潜江ザリガニの油いためとニンニクとエビの炒め物を担当することになるのだという。現在、すでに卒業証書を手にした彼の基本給は1万元以上になるという。

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