食事の後すぐに食器洗いをする必要があるのは当然だが、何より大事なのは正しい洗い方。洗い方が間違っていると洗えば洗うほど汚くなってしまうことになるので要注意!ここでは食器洗いにおける4つのタブーを紹介していこう。
【タブーその1】食器を重ねる
多くの人が食後に食器を重ねてひとまとめにしたがる。しかしそうすると食器の方面と裏の両方に油が付着し、洗う手間が増えるほか、細菌の感染が広がってしまう可能性もある。
【改善アドバイス】
食器洗いをする際には、油のついている食器とそうでない食器を分け、油のついていない食器から先に洗おう。また生ものを盛っていた食器は、加熱済みの料理や野菜・果物を盛っていた食器と分けて洗い、食器の裏側もしっかり洗うこと。
【タブーその2】布巾を頻繁に消毒・交換しない
中華予防医学会が発表した「中国家庭台所衛生調査白書」によると、布巾には大腸菌や黄色ブドウ球菌、鵞口瘡カンジダ、サルモネラ菌など19種の日和見病原体が含まれる。
まず不衛生な布巾を使用することで、食器を二次汚染するリスクがあり、さらに食器を通じて人体に取り込まれて、関連疾患を引き起こす恐れがある。
一部の家庭では布巾の消毒や交換を頻繁に行っていない。長期間使用していれば使用しているほど、細菌の数は多くなる。台湾食品工業発展研究所のデータによると、新しい布巾を家庭で1週間使用すると、細菌の数は22億個まで増えるとしている。
【改善アドバイス】
色で布巾の用途を分け、相互感染の拡大を防ぐ。使用後は風通しの良い場所で乾燥させること。毎日10分間の煮沸消毒を行ったうえで、約2週間ごとに交換するのがベスト。
【タブーその3】洗った食器を水切りしない
食器を洗い終わるとすぐにそのまま重ねて、食器棚に入れる人が多いが、これは細菌などの微生物に繁殖の場を提供することになる。
【改善アドバイス】
食器を洗い終わったら、まず水切りラックで乾かす。サビになりやすい鉄鍋などはキッチンペーパーなどで水分を完全にふき取ってから片づけること。
【タブーその4】食器の消毒を頻繁にしない
食器を洗った後に、忘れずに消毒用ラックに入れて消毒すること。消毒用ラックがない場合は、鍋を使って洗った後の食器を10分間煮沸消毒しても良い。竹製の箸などは必要に応じて定期的に交換することも必要。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月16日