乳児と病人を除く人々が車内で飲食すること、1人で数人分の座席を独占すること、車内でスマホによる販促活動を行うことなど、今後、地下鉄の乗客がこれらの行為を行った場合、その代償を支払わなければならないことになる。北京青年報が伝えた。
北京市交通委員会は25日、改訂版「北京市軌道交通乗客規則」の意見募集稿を発表した。同時に、キセル乗車、座席独占、飲食、販促などのマナー違反乗車行為が個人信用スコアの減点対象と処分することに対する「軌道交通におけるマナー違反乗車行為による個人信用スコア減点に関する実施意見(意見募集稿)」を起草した。
今回の措置で、北京市は初めて、地下鉄車内での飲食行為を明確に禁じ、段階的に法律法規の管理範囲内に組み入れられることとなった。
〇疑問解明:地下鉄車内のどのような行為が禁じられるのか?乳児と病人を除く全乗客を対象に車内での飲食禁止
「規則」では、乗客は公共スペースでの環境秩序を共同で守らなければならないと明示されている。乳児と病人を除く全ての乗客は車内で飲食してはならない。
また、「規則」によると、乗客は喫煙(電子タバコを含む)、痰吐き、大小便、チューインガムを吐き捨て、ゴミのポイ捨て、車内への落書きといった行為をしてはならない。
「座席を独占する」あるいは「座席に座らず上に乗る」といった行為も禁じられる。北京地下鉄の車内で乗客が座席の上に横たわったり、あるいは大きな荷物を座席に置いて複数の席を占領したりなどのマナー違反行為が、これまでに数多くネット上で暴露されていた。朝夕のラッシュ時にもかかわらず複数の座席を占領するといった深刻なマナー違反の乗客もみられた。「規則」は、「1人の乗客が同時に複数の席を占領してはならない」、「駅構内や車内の座席に座らず上に乗る」と定めている。
このほか、大声で騒ぐこと、楽器を演奏すること、音楽を流すことなどの他人に迷惑を及ぼす行為も禁じられている。