中国人民解放軍海軍は23日、創設70周年記念日を迎えた。同日午後、中国海軍は青島沖で「中国海軍創設70周年祝賀観艦式」を実施した。中国側は空母「遼寧」、新型原子力潜水艦、新型駆逐艦などが参加した。中国中央テレビが伝えた。
中国初の空母「遼寧」は2018年8月から年次計画に従い通常の修理保全と改造を行ってきた。今回の改造による変更点について、記者が乗艦して取材した。
今回の改造は主として、前期の運行と訓練の過程で見つかった、課題を抱える装備の改良であり、航空支援システム、動力システム、電力システム、生活支援システムなどに新たな変更が加えられた。
■甲板誘導線に変化
今回の改造において甲板上の誘導線に変化があった。例えば発艦甲板上の黄色い破線は黄色と白の交互する線に改められた。着艦区画の滑走路センターラインは白い破線から黄色と白の交互する線に改められた。アイランド上には「遼寧」の艦号「16」が新たに記された。いずれも大変明らかな変化だ。
■アレスティング・ワイヤーの材質を変更
着艦区画のアレスティング・ワイヤーの材質を緩衝力がより強く、使用寿命がより長いものに変更した。艦載機の着艦時にアレスティング・フックを使用できなかった場合に備え、新たな装置も設けられた。