香港故宮文化博物館の主要建築工事契約に署名した香港西九文化区管理局の柏志高(写真左)と中国建築工程(香港)有限公司董事兼総経理の孔祥兆(写真右、写真提供・香港明報)。
香港西九文化区管理局はこのほど、香港故宮文化博物館の主要建築工事契約を中国建築工程(香港)有限公司が請け負うことを承認したと発表した。管理局は契約金総額はおよそ21億から22億香港ドル(1香港ドルは約14.11円)としており、その主体工事は4月中旬にも開始し、2021年末には竣工する予定としている。香港メディアの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
香港故宮文化博物館は2018年5月に地鎮祭を行う。主要建築工事契約は博物館全体の建築工事をカバーしており、博物館は許李厳建築士事務有限公司がデザインを請け負うとしている。
香港故宮文化博物館は西九文化区の西端に位置し、故宮博物院が所蔵する文化財を展示する博物館としてだけでなく、他の文化財・博物館関連当局と共に研究や展示、教育及び一般者向けの番組制作といった分野で協力していくことになる。
博物館には広さ7600平方メートルの展示ホールが設けられ、常設展と特別展を行い、世界文明と中華文化に関するテーマで故宮博物院が所蔵する宮廷文化財や中国古代の芸術品、古典籍ファイルなどを展示することになる。またこのほかにも博物館施設内には400席の講演ホールやイベントルーム、レストラン、商店が設けられる計画だ。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年3月30日