中国の外貨市場がより安定 外貨準備高175億ドル増加

人民網日本語版 2019年03月19日13:46

中国国家外貨管理局がこのほど発表した最新のデータをみると、中国の外貨市場は2019年に入ってからより安定した運営状態にあることがわかる。銀行の外貨決済と外貨売却の差額の赤字額が縮小し、外貨市場の需給は基本的バランスを維持した。1〜2月の銀行間外貨決済売却の差額の月平均赤字額は15億ドル(1ドルは約111.2円)に上り、18年下半期の月平均赤字額より87%縮小した。外貨準備高は安定の中で上昇し、2月末は18年末比175億ドル増加した。

同局の王春英報道官(チーフエコノミスト)は、「年初以来、中国の外貨市場は好転が続いている。企業や個人など非銀行部門の対外入出金は大幅な黒字になった。1〜2月の非銀行部門の対外入出金の月平均黒字額は283億ドル、18年下半期の月平均黒字額は約100億ドル余りだった」と述べた。

王報道官によると、「国境を越えた主要ルートでの資金流動の状況がさらに改善し、物品貿易での外貨の純流入と純決済・純売却が増加し、1〜2月に銀行が顧客に代わって行った物品貿易の対外出入金と外貨決済売却は黒字額が軒並み上昇し、月平均黒字額を18年下半期の水準と比較すると、対外出入金は1.9倍増加し、外貨決済売却は25%増加した。同時に直接投資と証券投資での外貨純決済・純売却が増加し、個人の外貨決済売却は基本的に安定し、1〜2月の外貨純購入は前年同期比19%減少した。為替先物取引の契約は6ヶ月連続で黒字を保ち、1〜2月の月平均黒字額は81億ドルになった。前年同期は赤字だった。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年3月19日

  

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