動画のキャプチャー画面
貴州省のある家庭で、娘が宿題をするのを監視するワンちゃんが、このところネットで話題となっている。この「娘の勉強を監視する犬」と題した動画では、女の子が宿題をしている目の前に、白い犬が前足をデスクの上に乗せ、真剣な表情でその様子を見つめている姿が映っており、動画を見た人は思わず笑わずにはいられない。
この子犬の飼い主である徐亮さんは、「子犬の名前は『飯団(おにぎり)』といい、もうすぐ3歳になる。小さいころからしつけてきたので、今ではさまざまな芸を身につけている。『おにぎり』に娘が宿題をするのを監視させたのは、ほんの偶然からだった。あるとき、家事に忙しかった私は、『おにぎり』に『お姉ちゃんが勉強するのを見ていて』とつい声をかけた。すると『おにぎり』は私の言葉を理解して、なんと娘の傍に立って彼女を監視しはじめたのだ」と話した。
「娘が携帯で遊び始めたりした場合、『おにぎり』はすぐに反応してくれる。ただ当然ながら人間が娘を監視するようにはいかない」と徐さん。徐さんの家では、「おにぎり」以外にも、野良犬3匹を引き取って飼っており、その3匹も、娘の勉強を監視できるようになったという。ただ3匹とも「おにぎり」ほど真面目ではなく、長い時間集中して監視することはできないのだという。
徐さんは犬が大好きで、時間があればネットで犬のしつけの仕方について学んでいる。もうすぐ3歳になる「おにぎり」は、人と握手したり、「臥せ!」の姿勢を保ち続けたりできるほか、物を見張ったり、障害物を飛び越えるといった技を身につけている。徐さんが撮影した動画では、腰をかがめた娘の上を『おにぎり』が軽々と飛び越える様子が撮影されている。実は、徐さんが最も自慢に思っているのは、「おにぎり」がエサを食べずに待つ「お預け」ができることだ。「おにぎり」は、それだけでなく、エサを半分まで食べたところで、主人が「待て」と命じると、たとえ口元にエサを近づけても、主人がOKを出さない限り、絶対に食べようとしない。徐さんは、「犬が人間、特に子供に危害を与えないように、『お預け』の訓練をした」としている。