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国の重機 中国の新たな実力を描き出す

人民網日本語版 2018年01月09日14:57

2018年、中国が独自に研究開発を行った、世界をリードする一連の重要な科学研究成果がまもなく利用開始となる。これらの「国の重機」は中国の新たな実力を示すことだろう。中国中央テレビ網が伝えた。

2018年、「藍鯨2号」が完成する見込みだ。「藍鯨2号」は深さ3000メートル以上の海域での作業が可能であり、最も深いところでは1万5250メートルまで潜水可能だ。これは珠穆朗瑪(チョモランマ)峰2座分ほどの高さに相当している。トン数は4.4万トンで、風速46.2メートル以上のハリケーンを防ぐ耐久力を備えており、全世界において95%以上の海域作業に対応可能となっている。「藍鯨2号」を用いて、中国は今後、より深い海域でクリーンエネルギーの探索を行う予定だ。

2018年、中国が独自に研究開発した巨大な科学技術設備が注目を浴びている。中国初の大型水陸両用機「AG600」は2017年末に陸上での初飛行を実現し、2018年に水上の初飛行を実施する予定だ。同機は一回に4500キロメートルの距離を飛行でき、森林火災の防止や水上・陸上での運輸などの任務を担う。また、一度に50人の遭難者を救助可能だ。

2018年、世界最大の鉱石運搬船で、トン数40万トンもある新世代の超大型鉱船30隻が相次いで進水する予定。これらの鉱船は高い能力を持ち、効率が良く、環境にも優しい設計になっている。毎日20トンの燃油を節約でき、排気ガスには硫黄酸化物が含まれていない。

また2018年、アジア最大で、最も先進的なポンプ浚渫船「天鯤号」が正式に試運航を開始し、沿海や遠海部の海港航路の浚渫及び埋め立て作業を展開する。

2018年、中国が独自に開発を行った、世界で最も先進的なコントロールシステムを備えた4500メートル級の有人潜水艇「深海勇士号」が深海の科学探査に利用される。2018年「深海勇士号」は南中国海とインド洋南西部に赴き、中国の深海資源探査と科学研究の方面においての新しい実力を発揮する予定だ。

山東省済南市では、中国の次世代スーパーコンピューターである「E級コンピュータープロトタイプ機」の製造が行われている。2018年に完成が見込まれており、中国のスパコンの性能が1エクサフロップスを上回ることが期待されている。

2018年、それぞれの「国の重機」が中国の実力を示し、中国のイノベーション型国家への転換を押し進めていくことだろう。(編集HQ)

「人民網日本語版」2018年1月9日

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