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「2017年パーソナリティー業報告」、フルタイムの35%が月収8千元超

人民網日本語版 2018年01月08日15:25
「2017年パーソナリティー業報告」、フルタイムの35%が月収8千元超

SNSモバイルアプリの「陌陌(Momo)」は7日、約1万人のネットユーザーおよびネット生番組パーソナリティーを対象としたサンプリングアンケートの結果をまとめた「2017年パーソナリティー業報告」を発表した。報告によると、パーソナリティと視聴者はいずれも、「親しみやすさ」と「才能」を「ルックス」より優先させるとしており、ネットライブ配信の世界は、必ずしも「ルックスの善し悪しが全て」という訳ではないことが明らかになった。中国新聞網が伝えた。

収入の面から見ると、ネット番組パーソナリティーの収入と学歴や仕事に費やす時間は、ほぼ正比例の関係にある。フルタイムでパーソナリティーに従事する人の約35%は、月収が8千元(1元は約17.4円)を上回っており、パートタイムのパーソナリティーのうち月収8千万以上の人はわずか5%。フルタイムのパーソナリティーの6.6%は、3万元以上の月収を得ている。

約1万人以上の回答者のうち、「ネットライブ配信を視聴したことがある」人は95.8%に達し、そのうち47.7%は、「ほとんど毎日試聴している」とした。女性より男性の方がネットライブ配信を頻繁に視聴しており、男性の49.7%が「毎日試聴している」としているのに対し、女性は41%にとどまった。

ネットライブ配信のパーソナリティーは、この2年間で収入が最も高い新興職業のひとつであり、2017年にユーチューブ(YouTube)で最高の年収を記録したダニエル・ミドルトンさんは、同年の年収が1650万ドル(約18億6700万円)に達した。「陌陌(Momo)」の2017年度中国女性十大パーソナリティーの首位に輝いた獅大大さんは、決戦が行われた夜だけでなんと2147万元の収入をたたき出した。

だが、同時にパーソナリティーは支出も多い職業でもある。ライブ配信中に5千元以上を投入しているパーソナリティーの割合は、フルタイムで15%、パートタイムで4.5%だった。2万元以上を費やしているフルタイムのパーソナリティーも2%いた。

インターネット時代は、若者世代の職業観を覆し、再構築している。国家人力資源(マンパワー)・社会保障部が発表した統計データによると、2016年度大学卒業生が従事した新興職業ランキングを見ると、54%が「ネットライブ配信パーソナリティー」でトップ、「声優」と「メイクアップアーティスト」、「ゲーム評論家」がそれに続いた。

報告によると、ネットライブ配信業界のパーソナリティーと視聴者はいずれも非常に若い。「90後(1990年代生まれ)」が占める割合は、ネットライブ配信の視聴者で60.4%、パーソナリティーでは67.5%だった。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年1月8日


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