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マカオのATM9割に新技術導入、大陸部の利用者は顔認証で現金引出しが可能に

人民網日本語版 2018年01月05日10:29

澳門(マカオ)特別行政区政府(特区政府)金融管理局は3日、マカオでは現在までに1千台以上の現金自動預払機(ATM機)に顧客確認技術「KYC(Know Your Customer)」を導入したことを明らかにした。これにより各種銀行カードの利用者は、「KYC ATM」のシールが貼られたATM機で、顔認証で現金を引き出すことが可能となる。人民日報海外版が報じた。

金融管理局は、「マカオは2017年5月に初めてKYCを導入したATMを設置し、現在までに同技術対応のATM機はマカオの全ATM機の9割近くを占めている。銀聯やビザ、マスター、アメリカン・エキスプレスなど各種カードに対応している」と説明した。

大陸部のカード所持者も、「KYC ATM」の目印があるATM機で、大陸部の身分証明証で顔認証を受けた後、現金を引き出すことができる。1回の操作で最高5千マカオ・パタカ(約7万円)または相当額の香港ドルを引き出すことができる。マカオの銀行カードおよびその他地域の銀行カード所持者は、ATMの利用において影響を受けることはない。

金融管理局は、「近いうちに、マカオのATM機全てにKYC技術を導入する計画で、より多くの大陸部銀行のカードにも対応する。それにより、金融機関と大陸部銀行のカード所持者の合法的権益を守り、マカオにおける金融の安全を維持していきたい」としている。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年1月5日

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