大ヒットする「ネコ本」
文学界の巨匠・夏目漱石、毎年ノーベル賞の受賞が期待される人気作家・村上春樹なども小説家人生の中で、大ヒットした「ネコ本」を残してきた。
現在、多くの若手作家も「ネコ」をテーマにした作品を手掛け、多くの出版社もチャンスとばかりに癒し系のネコ本シリーズを打ち出している。また、「にゃんこ本ベスト100」を刊行して、ネコ文化を系統立てて紹介する出版社もあり、ヒットしている。
電子版書籍が普及している今、実店舗の書店は生存の危機にさらされている。東京・神保町にある神保町にゃんこ堂も、以前は倒産の危機に瀕していた書店だ。
同店はもともとあまり知名度がなく、インターネットの普及により打撃を受け、倒産の危機に立たされていた。しかし、「猫に小判」と言わんばかりに、ネコ関連の書籍だけを販売するスタイルに切り替え、大成功を収めた。黒字経営に転換しただけでなく、今では地元で文化的シンボルとなっている。
ネコカフェが流行
また、ネコのおかげで、競争から一歩抜け出した喫茶店もある。ネコカフェに行って、コーヒーを飲みながらネコと戯れるというのが、日本で今最も流行している娯楽の一つになっている。
現時点で、日本全国にネコカフェが数百店あり、働く女性に特に人気だ。岡山大学自然生命科学研究支援センターの樅木勝巳教授は、ネコカフェが人気になっている理由について、「人がネコと過ごす時間は、人と人が過ごす時に感じるような緊張感がない」と説明する。
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