韓国のロッテグループの関係者が4日に明かしたところによると、傘下のロッテ免税店のソウル仁川国際空港店は業績が振るわず、高い家賃負担に耐えかねて、ついに撤退を検討する段階に入ったという。新華社が伝えた。
ロッテ免税店が撤退の意向を明らかにしたのは今回が初めてのことだ。アナリストは、「ロッテ免税店の仁川空港店が閉店すると、ドミノ式に、仁川空港で『閉店ラッシュ』が起こる可能性がある」との見方を示す。
▽初めて撤退の意向を明らかに
ロッテ免税店は韓国最大の免税店で、韓国に8つの実店舗がある。そのうち仁川空港店には香水と化粧品の専用カウンターがあり、同空港で最大面積の化粧品売り場となっていた。
ロッテグループの上層部は4日、「この店舗は空港運営サイドに支払う高額の家賃の負担に耐えきれず、撤退を検討中だ」と述べた。ロッテ免税店が対外的に撤退の意向を表したのはこれが始めてだ。同上層部の説明では、「撤退を考え始めた主な原因は同店舗の業績が大幅に落ち込んでおり、契約通りに家賃を払えなくなったことだ」という。
ロッテ免税店の話では、「仁川空港にある支店はこれまでずっと赤字の状態が続いていたが、会社がこの場所に支店を設けるのは主にシンボル的意義を重視するからだった。訪韓中国人観光客の激減で、ロッテ免税店の今年第2四半期(4~6月)の経営損失額は298億ウォン(約109億円)に達した」という。
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