中国は現在、卒業シーズンを迎えている。情報サイト・58同城が16日に発表した報告によると、新卒者の50%が、借家の家賃を親に援助してもらっているという。中国新聞網が報じた。
58同城データ研究院の最新の統計によると、ワンルームマンションの家賃が、北京、上海では約2700元(約4万3200円)、広州、深センでは約1800元(約2万8800円)に達しており、都市の中心部になると、5000~6000元(約8万~9万6000円)にまで跳ね上がっている。
報告によると、新卒者の28.24%が家賃が高いことが理由に都市部で就職することをあきらめている。しかし、71.76%は「家賃を理由に夢をあきらめたくない」と、都市部での就職を希望している。
58同城の不動産専門家は、「家賃が高いため、新卒者は、なるべく短い期間の分の家賃を払うようにして、必要な現金をなるべく少なくしたほうがいい。調査によると、新卒者の75%が1ヶ月分ごと家賃を払うことを望んでいる。また、生活費の高い一線都市で就職したいなら、中心部から離れた場所で家を探すか、他の人とシェアすることで一人当たりの家賃を少しでも安く押さえるほうがいい」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年6月19日
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