中国で約5年生活し、私は中国の発展、変化は急速で、日本の上を行っている分野もあると感じている。例えば、スマホの普及により、生活が非常に便利になり、買い物をする時に第三者決済・支付宝(アリペイ)や微信支付(WeChatペイメント)を利用するというのはいたって普通のことになっている。ここ1年、摩拜(モバイク)やofoなどのシェア自転車も一気に普及した。この2つは、中国が日本より進んでいる分野で、日本は中国から学ぶことができる。(文・藤本隆。東京出身。2000年に早稲田大学政治経済学部を卒業。メディア評論家、複数の日本メディアの特約ライター。)国是直通車が報じた。
日本人が現金が好きな理由は?
北京で生活している人々は、スーパーやコンビニに行く時、ほとんど現金を使わず、スマホを使って支付宝や微信支付のQRコードをスキャンして決済をしている。
以前、私は現金ばかり使っていた。しかし、ある時、コンビニで買い物をする時に、微信支付を使ってみると、とても便利だと感じ、それからは微信支付を使って決済をしている。今は、デリバリーを利用する時も、列車のチケットを買う時も、微信支付を使っている。
このようなシーンは、日本ではほとんど見かけない。日本人は今でも現金を好み、クレジットカードもあまり使わない。クレジットカードを持っていない人さえいるほどだ。
これはどうしてなのだろう?
その理由は、日本人は個人情報の漏洩に非常に敏感なためで、銀行カードの口座番号などを他人に教えることすら嫌がる。また、電子マネーが発展するにつれ、自分の経済状況を考えずに、好きなものを好きなだけ買ってしまい、破産してしまうというケースも多発している。
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