中国で人気の乗り捨てできるシェア自転車「摩拜単車(モバイク)」は22日、北海道札幌市で、ローンチイベントを開いた。これにより、モバイクは正式に日本に上陸した。同イベントでは、見どころ満載の技術が採用されたモバイクを多くの人が試乗した。新華社が報じた。
同日午後、札幌市にある北海道庁前の広場でローンチイベントと試乗会が開かれた。モバイクの海外展開を統括するクリス・マーティン氏によると、23日から札幌でも正式にシェア自転車サービスを始めるという。モバイクは日本でも、自転車ラックのない、乗り捨てができる専用駐輪スペースを用意するスタイルを採用する。利用者にとっては、借りる時も返却する時も便利なサービスだ。また、スタッフが関連のデータをもとに、乗り捨てられた自転車をすぐに片づけたりするのにも便利だ。
日本の法律では、シェア自転車をどこにでも乗り捨てることはできず、必ず指定の専用駐輪スペースを用意しなければならない。マーティン氏によると、札幌のチェーン店などと提携を実施しているため、利用者はそれら店の駐輪スペースに乗り捨てることができる。
「今回投入された自転車は、ノーパンクタイヤを採用しているため空気を入れる手間を省くことができるほか、自転車本体には小さなソーラーパネルが搭載されており、スマートロックに充電ができ、さらに、ロックにはGPS機能やモノのインターネット(IoT)チップが採用されており、利用状況に関するビッグデータを収集したりできるなど、セールスポイントが多い」とマーティン氏。
「今年、日本の10都市でシェア自転車サービスを始めるのが目標」という。
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