中国最南端の海南島に旅行に行くと、これまでは飛行機で離島する旅客だけが、「免税」政策の適用対象となっていたが、今月15日からはその適用範囲が拡大される。中国財政部(省)はこのほど、「鉄道で離島する旅客も免税政策の適用範囲に盛り込まれる」と明確に発表した。端的に言うと、海南島から列車で帰路につく場合も免税品を購入できることになる。北京日報が報じた。
海南島から鉄道で離島する場合も、「平等な扱い」を受け、免税品を購入したいという声は早くから上がっていた。財政部の12日の発表によると、鉄道と飛行機で離島する旅客を同じように扱うことになった。「海南離島旅客免税ショッピング政策」の効果を一層向上させ、海南島を「国際観光地」とする構想を加速させようと、同部は発展開発委員会や商務部、税関総署、税務総局、国家質量監督検験検疫総局、食品薬品監管総局と連携し、国務院の認可を受けて、鉄道で海南島を離れる旅客も、免税政策の適用範囲に盛り込んだ。
同政策の実施が始まれば、鉄道で離島する16歳以上の旅客は、列車チケットと身分証明書を使って、三亜海棠湾免税店や同免税店、海口美蘭国際空港免税店のサイトで免税品を購入することができる。離島する際に、列車チケット、ショッピング証明、身分証明書などを提示して、海口駅で商品を受け取ることができる。
ただ、同政策には限度額が設定されており、飛行機で離島するか、列車で離島するかにかかわらず、1年の間に購入した免税品の金額の合計がその限度額を超えてはならない。また、鉄道を利用する場合も、現行の離島旅客免税ショッピングの規定が適用されることになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年1月13日
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